#8 共謀シガレット

「戦闘機を作らないか」
「え、やる。やりたい。最高」

突然のゼノからの悪事の誘い。
私はその誘いに彼の狙い通りに乗っかった。いや、むしろ自分から全身で飛び込んだのだと思う。その話を聞いたときは胸が弾んだ。この世界で飛行機を飛ばすなんてとんでもないと思うかもしれないけれど…科学者なら全員が瞳を輝かせて賛同する計画だ、頷かないわけがない。
それに飛行機ができるというのはメリットだらけだ。この無駄に広い陣地を移動するのにも必要な素材を探しにいくのにも時間がかかる。それが飛行機ならどうだ、面倒な陸路をすっ飛ばして目的地に向かうことができる。

メリットしかない上に私は楽しい。ゼノも楽しい。悪いことなんてなにもない。
そう、悪いことなんてなにもない。だから私はこの計画立案から数日後、アッサリ煙草製造ラインを手放した。
もうとっくに私の手は不要になっていたしこれから設計書作りに部品作り、ゴムの代用品やエンジン、燃料についての議論で忙しくなる。煙草なんか作ってる暇なんてない。
次の目的ができてしまえば無情なものだ、私の生活はあっという間に飛行機の設計が中心となっていた。それに私も飛行機を製造することに夢中になっていたのだと思う。

だから、煙草を作るきっかけとなった男。スタンリー・スナイダーとの関係が希薄になっても「ああ、案外こんなものか」と受け入れている自分がいた。毎日会話をしていた彼との会話がなくなって数日。少し寂しいけれど、その寂しさは新しい研究が埋めてくれる。それでいい、私は科学者だから。
私たちは煙草だけの関係。だから、それが終われば私たちも終わり。同じプロジェクトだっただけの人。そう割りきっていた。

「…話があんだけど」

だから研究室の片隅でスタンリーに壁に追い詰められているこの状況が理解できない。スタンリーは私が逃げないように壁に両手をついて、その冷たい双眸で私を見下ろしている。久々に見た彼の顔は少しだけ疲れているように見えて、その眼光にギロリと睨まれてしまってはこちらは萎縮するしかない。

「わ、私なにかやっちゃったのでしょうか…」
「それ、こっちの台詞なんだけど?」

私に非があるかスタンリーに問うと、彼から彼の非について問われた。私がスタンリーの怒りを買ったと思っていたから彼の行動や言葉に理解がますます追い付かない。
久々に彼が怖くてカタカタ震えているとスタンリーがハア、と大きくため息をついた。ため息をつきたいのはこっちだ!いきなり壁に追い詰められた非力な人間のことももう少し考えてほしい!

「…なんで煙草作るんやめたわけ」

膠着状態が数秒続いたあと、スタンリーが重たそうに口を開いた。その尋問めいた質問にビクリと体を震わせてしまうが深く息を吸ってスタンリーの疑問に答える。

「戦闘機の設計で忙しいから…?」

素直にそう伝えるとピクリとスタンリーの眉が動いた。私の発言を受け入れ難いと言わんばかりの表情と、怒りにでも触れたのか動かない唇。
あ、あれ?なにか間違ったことを言いました…?ひーん、スタンリーの考えてることわかんないよ…助けてゼノ、と心中でゼノにヘルプを求めるもゼノどころか誰にも届かない。もちろん、私を見下ろしているこの男にも。

「んだよそれ…煙草作りより戦闘機作ってたほうが楽しいって?」
「煙草はもう完成したでしょ。それに煙草と違って戦闘機は私の専門分野だよ」

楽しくないわけない、とぼそり伝えるとスタンリーの私を追い詰める手のひらがぎゅう、と握られた。いつも余裕たっぷりの彼の表情が今は歪んでいる。眉をひそめて目は私を真っ直ぐ見下ろす。いつも煙草を咥えている唇はぎゅうと閉ざされている。綺麗なクリアブルーの瞳が沈んでいるのが見えて思わず息を飲み込んだ。
こんな表情を見るのは初めてで、私にすがりつくような…懇願するような表情に戸惑ってしまった。どうして?私とあなたはもう他人でしょ、と口にしようとしてこちらもぐ、と唇を食んだ。あなたにとって、私は便利な煙草製造機でしょ?従順で、都合の良い女。
なのにそんな顔しないでよ。

「だからってなんで俺のこと避けてんの?」
「避けてるわけじゃないけど…会話する内容もないし」

わざわざあなたの時間を奪うつもりはない。私も時間があるわけじゃない。避けていたわけじゃないけど、自然に会話が減るのは当たり前のことだ。最近はゼノやブロディと缶詰め状態で設計に勤しんでいるわけだし、日中は引きこもって設計、夜はとっとと寝てしまう。そんな生活が続いていたものだからスタンリーと会話する機会なんてなかった。それだけ。

「なんでそんな顔するの。煙草を作る前の関係に戻るだけじゃない」

すれ違っても挨拶すらない。会話も少なくて必要最小限。それを望んでいるわけじゃないけれど、そうなってしまうのは仕方ない。
共同生活をしているんだし、会話がなくなるわけでもない。二度と会えないわけでもない。それに戦闘機ができたら必ずスタンリーに協力を仰ぐことになる。どうせまた毎日会話をするようになる。

「…煙草作んなくなったら俺とも終わりなわけ?」

それなのにずるりと雪崩れたスタンリーが私の肩に顔をうずめた。その行動と言葉に「えっ」と短く驚愕を吐く。そんなことお構い無しで覆い被さるように彼に少し体重を預けられてばくんばくんと心臓が鳴った。彼の体温を肌で感じて、それだけ体に熱が走る。…顔は見えないけど、スタンリーの体が震えている。そうして、私に体を預けたまま弱々しく呟いた。

「俺はやだよ」

追い詰められている体をぐいっと引き寄せられ、腰に手をまわす。顔は見せてもらえないままスタンリーに力強く抱きしめられた。もう一度「やだ」と駄々をこねられてしまっては思考が停止するのも時間の問題だ。
私はぐるぐると彼からの好意に目を回すしかない。えっなにこの状況?!スタンリーに?抱きしめられて?待って?!どういうこと?!

「…悪い、困らせた」

私の混乱を察したのかそう言って体が離れていく。もう一度視界に捉えたスタンリーの顔は相変わらず歪んでいた。その顔にぐしゃりと心臓が握りつぶされるような息苦しさに支配される。待って待って、全然理解できない。
この状況も彼の行動も言葉も、まるで。

「私はあなたにとって何なの」

言葉を吐く胸が苦しい。口から心臓が飛び出てしまいそうだった。でも聞いておかなきゃ後悔する、そんな気がした。
私の問いに大きく目を見開いたスタンリーはようやく眉間の皺を浅くして、瞳を揺らした。凍っていた頬は呆けたように緩んで閉ざされていた唇は浅く息を吐く。
そんな彼に勘違いしそうになるのを必死に抑え込んで、彼の答えを待つ。どうせただの暇潰し、都合のいい煙草製造機。私に優しいのもなにかと気にかけてくれるのも、全部煙草があったから。
…あれ、じゃあなんで煙草を手放した私に彼は。

「あー…」

スタンリーから珍しく歯切れの悪い声が漏れた。そうして私の顔をじぃ…と見たあとに「言わなきゃわかんないか」とため息をつく。そのまま顔にするりと指を這わせて私のうつむきがちな顔をくいっと上げる。
ぱちりとスタンリーと目が合えば全身を血液が駆けた。先ほどまでの暗い表情はどこへ行ったのか、今の彼はなにか覚悟を決めたような晴れやかな表情をしている。唇で弧を描き目元を緩ませて、しかし私の視線は逃がさない。うぐ、相変わらず顔が良いなこの男。

「アンタは俺が惚れた女だよ」
「なるほど、………なるほど?!」

いきなり投げ掛けられた予想斜め上の言葉に動揺して頭をゴンッと壁に打ち付けてしまう。あうっと声を上げて痛みが走るその場所を両手で抑えればスタンリーがクツクツ、小さく笑い始めた。
「なにやってんだ」と呆れた声がやけに甘くて、ちらり彼の瞳を覗けば優しく私の顔を見つめる。先ほどまで歪んでいた表情は私の馬鹿行動により緩んでいて、そう、まるで私が愛しいと言わんばかりに溶けている。

言葉の意味を、理由を反芻する。そうして彼の行動や今の表情を照らし合わせると、ああ、なるほど、合点がいく。しかしそれとこれとは話が別である。
ウッソでしょ、スタンリーが?あのスタンリーが?!私を?!というか私に?!…ありえないでしょ、からかわれてる。絶対にからかわれてる!

「………ドッキリ?」
「おい」
「だ、だって…スタンリーが私なんかを…ありえない…」
「…まぁ、アンタちんちくりんで色気ないしガキっぽいし人の話聞かねーし大事なこと言わねーしそのくせ自分が喋りたいことは延々喋るし研究のことんなると飯食わねーわ寝ないわで気づいたら寝落ちしてっし無防備だしヤバいとこ言い出したらキリねぇけどさ」

えっ、悪いところしかなくない?
いきなりボロカスに批判されて思わず下唇を噛む。私自身、スタンリーが言ったことは否定できないんだけれど好きな人にここまで言われて悔しくないわけがない。
ぐぎぎ、と反論したくてもできない気持ちを思い切り下唇にぶつけているとスタンリーが「なんだその顔」と笑った。

「俺、名前が好きだよ。愛してる」
「うげえ…」
「反応間違ってんよ」
「だ、だって…あ、わかった!ロマンス詐欺の一種ね?!」
「なんもわかってねーな。だからアンタのこと正面から口説きたくなかったんよ俺」

だって信じられるわけもない。私と生きる世界が、あ、まぁ軍事ってところは同じなんだけど、人間としてのステータスというか。研究以外なにもできない私と、なんでもできる凄腕スナイパー兼元特殊部隊隊長様でしょ?経歴見ただけでも釣り合わないことなんて一目瞭然。明々白々だ。
ぐるぐる考え込んでいる私を見てスタンリーがむっと唇の端をつり上げた。そうして「俺は」と会話を切り出す。

「なんもしてねーのにフラれたかと思って焦ったし、アンタのことが毎日可愛い」
「毎日」
「そ、毎日」

待って壁に追い詰められて見下ろされたのフラれたと思ったから?逆効果すぎない?正直めちゃくちゃ怖かったんですが…?この人、前々から思ってたけど不器用すぎない?

「データ抱えて歩いてるとこも真剣な横顔もゼノと科学トークしてるとこも飯食ってるとこも寝顔も寝惚けて変なこと言ってるとこも、なんなら喋ってるとこもダメ人間なとこも全部ひっくるめて可愛いよ」

不器用なくせに、彼から落ちてくる言葉が甘い。今まで一度も言ったことがないくせに、私を可愛いと言って微笑むスタンリーはずるい。ようやく受け入れはじめた自分の状況や変わりつつある関係に深く息を吸い込むと、今まで止まってしまっていたんじゃないかと思うくらい静かだった心臓が鳴った。

「つーかアンタも俺に惚れてんだろ」
「…そ、そんな何を根拠に私がスタンリーをす、す、好きだって」
「顔に書いてあんよ」
「えっどこ?!」
「名前の悪いとこに馬鹿も追加するわ」

ぺたり自分の頬に触れるとスタンリーが呆れたように私のことを馬鹿にする。スタンリーに対しての気持ちは墓まで持っていこうとしてたのに顔に出ていると言われてしまってはどうしようもない。…え、じゃあ私、上司に対しての殺意も隠しきれてなかったの?やばい、いよいよ奴を見つけたら砕いて海に投げなきゃいけない。って、今クソ上司のこと考えてる場合じゃない。
わたわたとどうしようなんて返事しようと考えていると呆れ返ったスタンリーがため息をついた。そして私に手を伸ばしてさらりと髪をすくうと同時に口を開いた。

「…名前は俺に煙草作んの嫌?」
「…質問の意図が読めない」
「俺はさ、アンタが作る煙草が好きだよ。他の奴が作った煙草なんか吸いたくないね。
だから、これからも俺の煙草作ってよ」
「じゃあ嫌」

彼から新しい関係について提案を受ける。彼が煙草をやめるまで決して終わりのない関係。終わってしまうのが明確だった煙草作りよりもよっぽど魅力的で素敵なお誘いだった。けれど、私はそのポジションには居着けない。
彼の提案にバッサリNOを突きつけるとスタンリーから「は?」と純粋な疑問が飛び出た。私が拒否するとは思わなかったんだろう。…あ、彼を拒否したの、初めてかも。

「なんで」
「な、内緒…」
「納得できるわけねえだろ、ほんとに煙草製造そのものが嫌になったわけ?」

…そういうわけじゃない。実際に煙草を作るのは楽しかったし、今も時間があれば携わりたいと思う。なんならまだやりたいこともたくさんある。次は電子タバコを作りたい。
でも「スタンリーに煙草を作る」ことが問題である。…彼は自分の健康が見えていない。それを一番近いところで眺める趣味は生憎持ち合わせていない。

「煙草の研究は楽しかったよ」
「じゃあなんで」
「…なら、最近あなたの煙草量が増えた理由を教えてほしい」

ぐ、と奥歯を噛み締めてまた俯いてしまう。馬鹿だな、私。自分で煙草を作っておきながら今まさに「どうか煙草を吸わないで」を突きつけようとしてる。けれど、私が作った煙草が好きだと言う彼にこれ以上有害物質を与えるのは耐えられない。
彼の返事も待たずにつらり、と出てくるのは今まで飲み込んできた本音だった。

「今までたくさん人を傷つける研究をしてきたの。私の研究でどれだけの人が怪我をして…どれだけの人が命を落としたかわからない。
それなのに、あなたの体を蝕む煙草を作ったことだけをずっと後悔してる」

研究者を名乗る資格すらない。あなたのDr.ではいられない。
強く手のひらを握ってそう後悔を口にするとスタンリーがピクリと小さく動いたのがわかった。…うう、彼の顔を見るのが怖い。なんて自分勝手な女だと非難されたって仕方ないことを私は今口にしたのだ。

「アンタ俺のことめちゃくちゃ好きじゃん」
「わ、悪い?!」
「いや、最高」

あれ、思いの外受け入れられてしまった。ちょっと嬉しそうにしているスタンリーに胸を撫で下ろす。こんなことなら早く言っちゃえば良かった。いや好意丸出しだからどうせこんな状況じゃないと言えなかったんだけど…。

「…俺の煙草が増えたカッコ悪い理由聞く?」
「えっあなたさっきからずっとカッコ悪いいだだだだだごめんなさい!ごめんなさい!」

カッコ悪いを突きつける前にスタンリーの長い指が私の顔面を掴んで見事なブレーン・クローをかます。それにギブアップしながら謝ると「言葉には気を付けな」と捨て台詞を吐かれた。えっ怖…本当にこの人私のこと好きなの?好きな女の顔面にプロレス技普通かける?

「…アンタが作った煙草、他の奴に吸われたくなかっただけ」
「そ、それでずっとイライラしてたの?!」
「そうだよ悪いかよ」

うっわ本当にカッコ悪い理由だった。でもこれ言ったらまたプロレス技かけられるんだろうな…。それにしてもこの顔面を持ってしても嫉妬とかするんだ…と考えたところでなんだか可笑しくなってクスクス笑ってしまう。
それに対して「だから言いたくなかったんよ」と完全にへそを曲げてしまったスタンリー。ごめんなさいと笑ったことを謝っても聞いてはくれない。

「名前は俺のDr.だろ。なに他の奴に煙草くれてやってるわけ」
「開き直らないでよ…。それに煙草からは手を引いたでしょ」
「俺の分までやめなくていいだろ」
「…あなたが煙草減らせるなら考えてあげる」

そう言ってピシッと人差し指を立てるとスタンリーが珍しくたじろいだ。おお、この人こんな反応することあるんだ…。

「あなたにしか煙草を作らないし、渡さない。約束できるならね」
「…一日何本」
「5本」
「それは無理、別のストレスで死んじまう」
「………絶対多すぎるけど10本」

嫌だけど、多いけど、とくどくど本数についてのクレームを入れるとスタンリーが条件を飲むように嫌々小さく頷いた。…成人男性の一日の喫煙本数は11本から20本が平均なのだけれどこれは黙っておこう。しめしめ。

「口寂しくて死ぬかもしんない」
「キャンディでも作る?ガムでもいいけど」
「ガム作れんの?」
「すごく不味いけどね」
「不味いんかよ」

じゃあキャンディと呟くと「悪くはないけど」と不満そうな声が上がった。煙草の代用品を次々上げていくけれど中々スタンリーはいい返事をしない。ニコチンの奴隷め。

「あ、そうだ。いい方法があんよ」
「なに?」
「キス」

そう言ってただでさえ追い詰めている私にじり、と一歩近寄る。それにたじろいで私も後ろに下がろうとしたけれど壁があってこれ以上は逃げられない。
スタンリーの真剣な瞳をが私を見つめて指で頬を撫でる。そして顎をくいっと彼に向けて上げられ、そのまま指が唇を撫でた。
なんてベタな!と糾弾する余裕なんてない。えっ本当にこのまま?と確認することもなくスタンリーの顔がゆっくり近づいてくる。混乱でわたわた動く手を握られて押さえ込まれれば私に成すすべなんてない。
お互いの息がかかるほど近づいた頃、ぎゅう、と目を閉じてスタンリーの唇を待っていると唇が触れる寸前で彼の動きがピタリと止まった。

「なーんてな。冗談冗談」

今までにない至近距離でそう言われて緊張の糸が切れた。タチが悪すぎて体の力が抜けてしまう。そうして体が無意識にわなわなと震え始めると視界を涙が覆った。それにぎょっと目を見開いたスタンリーが「なんで?」と至極当たり前の疑問を口にしながら私の涙を拭ってくれる。

「か、覚悟したのにひどいぃ…」
「キスすんのに覚悟がいんの?」
「いるよぉ…」

こちとら恋愛不慣れの引きこもりナードである。もっと優しくしてほしい、とえぐえぐ訴えるとスタンリーの頬が緩むのが見えた。何笑ってんだと噛みつくと笑い声が上がる。うう、最悪だ。

「いや可愛くて。やっぱ名前めっちゃ可愛いよ」

キスしてい?と短く投げ掛けられこくりと頷く。もう一度顔を上げて目を閉じるとスタンリーの指が目元をなぞった。
そして「愛してんよ」と愛の言葉が落ちれば唇はもう彼のもの。ちゅっ、と短いリップ音がすれば彼の匂い…といっても煙草なんだけど。煙草の匂いに包まれる。そのままはむっと食いつかれて舌でぺろりと唇をなぞれば口内に苦味が広がった。

「ど?アンタが作った煙草の味」
「…苦い」

苦いけど、悪くない。
なんて本音は甘く溶かして飲み込んだ。

公開日:2021年2月7日